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【Jリーグ移籍動向まとめ】2018シーズン J1補強診断 ~途中経過(1/12時点)~

www.f-marinos.com

 

 昨日のJ2移籍動向まとめに引き続いてJ1もやります。

 

 いやはや、今朝の横浜Fマリノス所属、齋藤学選手 の移籍報道には驚かされました。

 事前報道がほとんどなく、朝イチの移籍確実との報に続いていきなり川崎フロンターレへの完全移籍公式発表。

  J1のオフがおとなしいと昨日のエントリで言っちゃったんですが、今回の齋藤選手のディールで加熱した感があります(気のせい?)。

 

 集計定義等々は昨日のエントリをご覧いただければと。

 

football-data-visualization.hatenablog.com

 

 データはご覧の提供でお送りいたします。

www.jsgoal.jp

  

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【図1】J1リーグ クラブ毎加入/退団人数まとめ(1/12時点) 

 

 図1は加入/退団(IN/OUT) 人数の進捗になります(1/12 午後6時本稿執筆時点)。

 単純に出た人数、入った人数。

 シーズン始動までまだ日があるためか、増減でマイナスなクラブが過半(青棒が加入-退団で人数マイナス)。

 J2優勝で昇格を果たした湘南ベルマーレが他クラブに比べてやや出入りの多い進捗になっていそうです。

 

 加入内訳、退団の内訳、それぞれ詳しく見ていきます。

 

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 【図2】J1リーグ クラブ毎退団人数 移籍先カテゴリ内訳(1/12時点)

 

 まずは、退団から。

 本集計では、期限付き移籍での一時的な退団も含んでいるので、所属ベースでの流出と捉えてください(契約ベースではない)。

 浦和レッズと、冒頭の齋藤学選手が退団となった横浜Fマリノスが、J1他クラブへ計5名流出となっています(駒井、富樫両選手の期限付き移籍含む)。

 柏、川崎、名古屋の4選手がそれに続く格好に。 

 ルヴァン杯天皇杯のカップ戦2冠を果たしたセレッソ大阪は、今のところJ1他クラブへの流出がゼロ。FC東京から期限付き移籍中だったMF水沼も完全移籍で獲得し、主力選手は軒並み残留する公算が高そうです。

 また、特徴としてはJ2への選手供給が多いのもJ1の特徴。

 例年通り、J1クラブは出場機会の限られる選手(多くは若手選手)を期限付き移籍でJ2クラブへ貸し出す傾向にあります。

 セレッソ大阪は、J2へ送る8選手中、4選手がJ2へ期限付き移籍

 今季のJ2では、セレッソ大阪からやって来た選手を見かける機会が多くなるやもしれません。

 

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【図3】J1リーグ クラブ毎加入人数 旧所属元カテゴリ内訳(1/12時点) 

 

 図3に加入の内訳を。

 ざっと見ると、J1からの移籍加入と新卒加入が目立ちます。

 J2からの加入は期限付き移籍復帰か引き抜き(個人昇格)。

 後者のケースで特徴的なのが、柏レイソルで4選手全員J2からの引き抜きに相当します(江坂・瀬川(共に大宮)、山崎(新潟)、亀川(福岡))。

 今のところJ1他クラブから補強を行っていないのが、清水エスパルス。ただ、J での経験が豊富なDFファン・ソッコとMF楠神をそれぞれ海外のクラブから獲得していますので、補強で出遅れているという印象はそこまで感じられません。

 

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図4J1リーグ クラブ間移籍 FROM⇒TO マトリクス

 

 まだ、人数的にJ1間での移籍が多くないので、ちょっとさびしい図にはなりますが、J1クラブ同士のFROM→TOのマトリクスを図4で。

 J1クラブからの獲得人数が多い順にソートしています。

 最大5名のJ1選手を補強したのが、ベガルタ仙台期限付き移籍中だったFW石原(from浦和)、MF中野(from川崎)、DF古林(from名古屋)をそれぞれ完全移籍で獲得して戦力維持に成功。

 さらにU-21日本代表MFでもある川崎の板倉を期限付き移籍で補強。神戸に移籍したMF三田の穴埋めを早期に手当した印象です。

 G大阪からDF金正也、J2岐阜からMF庄司を獲得し、昨季見せた後方からビルドアップして相手を崩すスタイルの成熟を目指さんとする姿勢が伺えます。

 出入りでもっとも多いのは、浦和レッズと言えそうです。

 期限付き移籍も含めて、6選手をJ1他クラブへ放出(MF高木がC大阪に、MF梅崎が湘南に、MF矢島をG大阪に、DF那須を神戸に)。

 一方で4選手を新たに完全移籍で獲得もしています(柏からFW武富、横浜FMからFWマルティノス、神戸からDF岩波、湘南からはMF山田が期限付き移籍から復帰)。

 今季スタートから堀体制となる訳ですが、高木、矢島らを放出した一方で、DF槙野や森脇、MF柏木ら元広島の選手らが軒並み残っている事が個人的には気になります。長らく浦和の主軸を担う彼らと新加入選手とが如何に融合するのか。

 アジア王者の2018シーズンに注目していきたいです。

 

 簡単にではありますが、J1クラブの1/12時点での移籍動向をまとめてみました。

 今月中旬から下旬にかけて始動するクラブが出揃うかと思いますが、補強もそろそろ大詰めになろうかと。

 開幕前に今一度、詳細な分析も交えつつ各クラブの移籍/補強の状況を考察したいと思います。

 

 では、また!

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