ジェフ千葉を退団した20名について、移籍先での試合出場状況をまとめてました(4/19時点)
明治安田生命J2リーグ 第8節
ジェフ千葉 1 - 1 FC町田ゼルビア
90分+アディショナルタイム3分まで1点ビハインドと敗色濃厚なホーム町田戦。
左SB阿部のクロスを最後の最後でオナイウ阿道がヘディングで流し込み土壇場でドローに持ち込みました。
試合内容については、ジェフサイドからしたらはっきり言ってアドのゴールがほぼ全て。阿部くんのFKバー直撃もあり、遡れば前半の船山、吉田の決定機逸もありましたが。
この試合、エル・ゴラッソでは関さんと相馬監督の早稲田大~鹿島の師弟対決がフューチャーされていましたが、Twitterなどでは戦前から町田にレンタル移籍しているヤザーこと谷澤との対決で盛り上がっていました。
味方なら懐深いキープ力と重心低く独特なリズムで仕掛けるドリブルが何よりも頼もしいヤザー。「俺たち、ジェフ!」の生みの親であり、ひょうきんなキャラクターで皆に愛される選手です。
しかし、敵に回すと非常に厄介極まりないなというのが今節の対戦で改めて分かりました。実際、前半の失点場面の町田左サイドの崩しでは、外で受けて縦に付け、スイッチで貰い直すと中にはたいて自らは縦抜けしてジェフ守備陣を撹乱。土岐田選手がシュートするスペースを間接的に生み出す走りをしたのはヤザーでした。
昨季まで在籍した元ジェフの選手との対戦は町田戦が初でしたが(金沢の安は負傷により欠場)、何せこのオフは20人以上がジェフを去っていまして、この先そういった元ジェフの選手がいるチームとの対戦もまだまだ控えています。
そこで、J1、J2でこのオフにジェフを巣立った選手たちはそれぞれ移籍先でどうしているのか見てみようということで、総勢20人の出場記録を下記にまとめてみました。
(参考エントリ:"Jリーグ移籍情報 2015-2016" をちょっと集計してみました - J2編 ・前編-)
【表1 2015シーズン ジェフ千葉在籍選手の今シーズンの出場記録一覧】
(データ参照元:J League Data 出場記録)※J1はナビスコカップの記録は含まず
実はJ1へ巣立った選手も多くいまして、レンタルバックも含めると12名います。リキや森本など残念ながら負傷してしまった選手もいますが、フィールドプレーヤーでは、金井を除いては皆今季リーグ戦には何らか出場しています(金井もナビスコ杯は2試合出場)。
特に大岩、ネイツ、パウリーニョ、田中、太亮、キムなんかはがっつり主力として戦っています(キムは地震による開催中止で1試合少ない)。
J2にはレンタル(谷澤)含めて8名が移籍していて、今後対戦の可能性があるのは山形の田代と栗山、水戸の伊藤と祥、京都のけんたろうですね。
アウェイ連戦の次々節、水戸戦で早くも伊藤&祥との対戦が見られるかも。ふたりとも主戦力として水戸で活躍しているようですし、楽しみな一戦になりそうです。
多くが新顔のジェフ千葉ですが、8節まで終えて勝ち点14の6位タイ。首位のセレッソとは6ポイント離れており、厳し目に見れば正直物足りないかなと。
やはり昨季後半からの課題である複数得点のゲームがないということが気掛かりです。
(参考エントリ:ジェフユナイテッド市原・千葉の2016シーズン展望 ~データから2015シーズンの振り返りと考察~)
とはいえ、この町田戦は前節金沢戦からベンチにまわった小池がベンチ外になり、出場はないものの4節までDFのバックアッパーだった若狭に代わりケガで出遅れていた大久保が入っていたりとチーム内競争は維持されている模様です。
アウェイ2連戦のあとGWの連戦に入り、疲労蓄積やカードの累積、あってほしくないですが不慮の負傷などでターンオーバー、代役起用などで選手が入れ替わってくる頃かと。事実、山本真希が負傷で外れここ2節は富澤とアランダのボランチになっていたり。
アタッカーについても、開幕時スタメンだったエウトンがベンチにまわり吉田が2トップに入ったり、前述の小池に変わって右SHに井出がスタメンに戻ったりしている。
2トップに関して言えば、このところ船山の決定機逸が目立ってきていてどこかのタイミングでアドを組み込んだり、エウトンをスタメンに戻すということも関さんのアタマにあるやなしや…
本エントリでは、ジェフを巣立った選手についてデータを集めてみましたが、私達が今季後押しするのは新天地にジェフを選んで、今も日夜トレーニングに励み毎週のリーグ戦で戦ってくれている選手たちです。
彼らの前所属チームと今季ジェフでの活躍とを比較して、ジェフを選んでくれて良かった、よりサッカー選手として活躍できて良かったと言えるようなデータなり分析ができればと構想しています。
本業が忙しくなかなかデータ集めが捗っていませんが、もう一度ピッチ上げてエントリしていかないと。。
では、また!