ジェフユナイテッド市原・千葉の2016シーズン展望 ~データから2015シーズンの振り返りと考察~
2016 明治安田生命 Jリーグ開幕!!
今週の27日(土)、28日(日)2016年のJ1、J2両リーグが開幕します!!
(J3は3/13)
と、書いていて気がついたのが暦の上ではもう2月も終わろうとしていて、2016年も3月に突入...時の流れの速さに驚愕しております(°o°;
とまあ、J1・J2リーグ全体の順位予想やら昇格・降格予想なんかのデータを出そうと思っていたものの本業が忙しくて着手できず...
最低限、大好きなジェフ千葉については何らか書こう...ということで、2015シーズンのジェフの戦績をデータで振り返りつつ、今季の展望&考察をばしてみようと思います。(選手入れ替わりまくって、今季はほぼ未知数なので何ら参考にならないやもしれませんが...)
データのソースは以下サイトより。。
◆サッカーをデータで楽しむ | Football LAB[フットボールラボ]
まずは、J. League Data Siteの通算データ→チーム記録の項から、「時間帯別得失点」なるデータを引っ張ってきて、以下のような可視化をしてみました。
【表1 2015シーズン ジェフユナイテッド市原・千葉 時間帯別得失点】
ジェフ千葉 2015シーズン通算の前後半各15分区切りでの得点/失点の分布です。「AT_」はアディショナルタイムを指します。これをグラフにしたものが下記。加えて、2012年からの過去4シーズン自動昇格を遂げたチームの平均を折れ線にして重ねています。
【図1 2015シーズン ジェフユナイテッド市原・千葉 時間帯別得失点】
アラートマークで記したところが、過去自動昇格チームと比較して、ジェフが顕著に低い/高い箇所。
得点で見ると、まず前半16~45分と後半61~75分の時間帯での得点が少ないなと。終盤の得点は昇格チーム平均と変わらずなんですが...
失点では前半はむしろ過去自動昇格チームより少なかったことが分かります。しかし後半に転じると数値が高くなり、マークした61分以降では平均値差にして2~4点多く失点を許している。
つまり、前半はイーブン、もしくはリードして折り返しても、後半の加点がなく、一方で失点を許して勝ちを逃すパターンが多いのではと考察できます。
ふたつめのデータに同じくJ. League Data Siteから、通算データ→チーム記録の項にある、「状況別勝敗表」なるものを抜粋。以下に2015シーズンの各クラブ一覧を添付します。元は「先取点を取った場合」、「前半終了時リードの場合」の各勝敗しかありませんが、Football LAB から時間帯経過別の勝敗を引っ張ってきて、「先取点を取られた場合」と、「前半終了時ビハインドの場合」の勝敗も作成しました。
【表2 2015シーズン J2クラブ状況別勝敗表】
各表状況毎の勝率でクラブを降順ソートしています。太字表記が昨季昇格を果たした3クラブ、黄色に塗ってあるのがおらがジェフ千葉です。
各クラブそれぞれの状況にあったゲーム数は異なるので、母数となる試合数は異なるということだけ、エクスキューズとして述べておきます。
(例えばスコアレスドローのゲームはいずれの状況にも含まれないのでカウントしていない)
先ほどの表1/図1のデータの、ある意味裏付け的なデータになりますが、ジェフはいずれの状況でも下位に位置しています。つまり、リードを守れずに勝ちを落とし(先制時の勝率6割以下)、またビハインドを跳ね返して逆転勝ち(ビハインド時勝率1割以下・ホーム岐阜戦のみ)ができていません。
一方で昇格を成し遂げた3クラブに目を移すと、いずれも先制した試合を落とさず、先制されてもひっくり返す力量があることがわかります。特にジュビロは3試合に1試合はビハインドのゲームを逆転勝ちできている(一方で先制された試合が16もあるという見方もできますが...^^;)。
またプレーオフに進出したクラブでいうと、特に愛媛の手堅さが目立ちます。今季は木山監督体制2年目となり、この手堅さをさらに質の高いものに仕上げてくるであろうことが想像できます。
ジェフに関しては特に夏場以降の得点力不足、1試合で2点目が取れないという課題が度々指摘されていました。併せてゲームマネジメントの拙さから後半にチームのインテンシティが失速→失点で勝ち点を取りこぼすことが多くなってしまいチームもリズムを見失って勝ち点を積めずに9位でシーズンを終えることに。
上記に上げた2つの指標が示すゲームマネジメント面の質、2点目を取る、そして失点を許さないという攻守両面の質がジェフの昇格の成否を占う指標になりそうです。
今季はプレシーズンを好成績で終え、各ポジションのチーム内競争が活性化されることでチーム全体のパフォーマンス安定に寄与しているのかなと想像しています。誰が出てもこのパフォーマンス水準がブレないで保たれるのかが、ゲームマネジメントの質を維持するひとつのキーポイントになるのでは、と。
28日の開幕戦はホーム・フクダ電子アリーナに徳島ヴォルティスを迎えての一戦。
上記にあげた時間帯別の得失点、そして状況別の勝率をひとつの指標として、開幕ゲームを見守ってみようかと思います。
(下記のキャンペーンに当選したので、ホーム開幕戦はフクアリで観戦!)
2/28(日)ホーム開幕戦 『ジェフ選手出身地ご招待~生み育ててくれた地に感謝~』 | 新着情報 | ジェフユナイテッド市原・千葉 公式ウェブサイト
昨季はホームで辛くも勝利しましたが、明後日のゲームは果たして...
では、また!