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サッカーをデータで視てみよう

サッカーに関するあらゆるデータを可視化してみるブログ

【ジェフ千葉】ホーム開幕・モンテディオ山形戦プレビュー ~木山カラー≒みかん色?に染まる新生山形~

  2017明治安田生命J2リーグ 第1節

FC町田ゼルビア 0 - 1 ジェフユナイテッド市原・千葉

 得点者:40' 町田也真人(千葉) 


【ハイライト】明治安田生命J2リーグ第1節FC町田ゼルビアvsジェフユナイテッド千葉

 

 3年連続の開幕戦勝利!! 

 プレシーズンからハイプレスとハイラインというチャレンジングな戦術を仕込んだものの、沖縄キャンプ中のNYC、ちばぎんカップ、開幕前週のフクアリでの相模原とのTMと、勝利が無かっただけに、本番の開幕第1節、それもアウェイの町田ゼルビア戦でポイント3を持ち帰ったことは、選手たちをはじめ監督・コーチ・スタッフ、そしてサポーターにとってもひとまずの安堵をもたらしたのではないでしょうか。

 たかが1試合。シーズン全体でみれば42分の1ではあるものの、開幕戦での勝利は心理的影響も大きいと思いますし、 この勝利がチームにとってポジティブに作用することを願います。

 

 さて、2月も終わりまして今週3月4日土曜日、いよいよフクダ電子アリーナにてホーム開幕戦を迎えるわけですが、相手はモンテディオ山形。今季の昇格を争おうかというライバルチームとの一戦になりました。

 率いるは、木山隆之監督。

 昨季、一昨季と2シーズン愛媛FCを率いてジェフ千葉を苦しめた指揮官。

 12年シーズンはジェフを率いて昇格POにまで導いてくれたりもしました。

 本エントリは、きーやんこと木山監督にスポットを当ててお送りしてみたいと思います。

 

 データはご覧の提供でお送りします。

Soccer D.B. : サッカー・出場記録データベースサイト

 

 まずは、木山隆之監督のプロフィールをチェック。

 そう思って山形のオフィシャルサイトを覗いたのですが、、

www.montedioyamagata.jp

 

 写真と生年月日しかないね!(こういうサイトの作り込み、甘くないか?)

 経歴はニュースリリースに詳しかったので、併せて載っけておきます。。

www.montedioyamagata.jp

 

以下、抜粋。

<Profile>

 【生年月日】1972年2月18日生まれ 44歳

 【選手歴】 伊丹西高→筑波大→G大阪→札幌→水戸

 【指導歴】 03~04年 筑波大学蹴球部 監督(31歳)

       05~07年 ヴィッセル神戸ユース 監督(33歳)

       08~10年 水戸ホーリーホック 監督(36歳)

       11~11年 清水エスパルス ヘッドコーチ(39歳)

       12~12年 ジェフユナイテッド千葉 監督(40歳)

       13~14年 ヴィッセル神戸 ヘッドコーチ(41歳)

       15~16年 愛媛FC  監督(43歳)

       17~   モンテディオ山形(45歳)

 ※カッコ内年齢は就任年時

 

 木山さんも今となっては数多くいる元Jリーガー監督のひとりです。

 私の記憶には、現役時代の印象は殆ど無いです(すいません。。)

 指導者としての経歴は、決して華やかではないかもしれませんが、02年の現役引退後、休みなく指導の現場に居続けています。

 08年にJ2水戸の監督に就任した時、当時最年少監督と報じられていたと記憶しています。30代から指導者として、日本サッカー、Jリーグに関わり続けており、特にJ2での経験は45歳という年齢ながら非常に豊富であるといえます。

 13年~14年にはヴィッセル神戸にて安達監督の下でヘッドコーチに就任。現千葉GM高橋氏とも間接的に仕事を共にしていたことになりますね。

 その後、愛媛FCの監督に就任し、1年めの15年シーズンにはクラブ史上初めての昇格POへと導き、翌16シーズン終了をもって退任。

 今シーズンからモンテディオ山形を率いる...ざっくりこのような経歴かと。

(愛媛と千葉との戦績については、過去にまとめています。)

 

football-data-visualization.hatenablog.com

 

 敵としての木山監督でいえば、それまで相性抜群だったホーム愛媛戦で昨季初めて勝ち点を献上することになったことがトピックとしてあげられるかと。

 その前の15年シーズンは、開幕から負け無しで来ていたジェフが第8節アウェイの愛媛戦で戦術的ウィークポイント(パウリーニョによる気持ちプレス)を暴かれて敗戦し、その後徐々に勝てなくなるというターニングポイントの試合で敵として立ちはだかったりもしました。

 

 印象は「良い監督」。

 しかし、それ以外にこれといった特徴が思い当たらないんです(またまた、すいません)。。

 12年のジェフも"木山カラー"はコレ!といった特徴をうまく思い出すことができない(今はなき国立競技場での昇格PO決勝戦の悔しさしか、、)。。

 というわけで、木山監督について以下のようなデータをまとめてみたのです。

 

【表1】木山隆之監督 指揮チーム成績データ 前任者比較

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 木山さんが監督として指揮したJ2チームについて、自身の成績と前任者との成績とを比較することで、監督・木山隆之にどのような特徴があるかを視てみようと。。

 データは、指揮した当該チームにおける公式戦(天皇杯含む)における記録になります。

 まず、08年当時36歳でJ史上最年少で監督に就任した水戸での成績。

 前任者は古河出身の前田秀樹

 木山さんは都合3シーズン指揮したわけですが、太字で記した09年シーズンが平均勝ち点、勝率、平均得点でもっとも良い数値をマークしています。

 ただ、水戸時代は数値上良くはなっているものの「木山カラー」は何のかは見えてこず。。

 続く12年ジェフ千葉時代。

 前任者はオランダ人のドワイト監督

 同じく太字で記した箇所ですが、勝率5割もそうなのですが特筆すべきは平均失点「0.75」という数値。1試合1失点を上回っていた前任者に比べて、失点を1試合あたり1未満に抑える実績をあげている。

 続く15-16年シーズンの愛媛でも、前任者石丸監督時代と比べ平均失点「0.91」と 、やはり1試合あたり1失点未満に抑えられている。

 特に愛媛FCというクラブ規模、選手人件費の規模を考えると、1試合1失点未満の守備を構築したという手腕は、非常に高いといえると思います。

 

 千葉、そして愛媛での実績について、その前任者との比較から木山監督の特徴"木山カラー"を挙げるならば、「守備の改善を図ることで、大崩れしないチームをつくる」ということではないかと。

  

 守備がままならないと、J2では勝てない。ひいては昇格はできない。

 過去数シーズンのJ2における傾向を見るに、攻撃よりもまずは守備!というアプローチは概ねJ2を観続けている方であれば納得いただけると思います。

 木山さんのこれまでの仕事をデータから視ていても、水戸時代はさておき千葉、そして愛媛ではそのあたりの成果は一定水準に持っていけているなと思うわけですね。

 

 では、今季指揮する山形でも守備組織の安定を志向するのか、、今後の動向・星取りを視ていけば自ずとわかってくるでしょう。

 

 さて、そんな木山さん率いるモンテディオ山形ですが、今オフのトピックとして、木山さんの前任愛媛FCからの主力選手引き抜きがちょっとした盛り上がりになっていたような。。(愛媛からしたらちょっと悲劇)

 そこのところを下記の可視化で視ていきます。

 

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 【図1】2016シーズン 愛媛FC 選手稼働率(出場時間)と年齢の分布

 

 散布図は昨季の愛媛FC出場選手の稼働率(出場時間換算)と年齢の分布です。

 縦軸に稼働率、横軸に年齢をとっています。

 選手名オレンジ色が今オフ退団した選手。さらに青色がモンテディオ山形へ移籍した選手になります。

 愛媛は昨季20代半ば~後半の選手らが軸となりシーズンを戦っていたことが分かります。児玉、林堂、瀬沼、小島、内田、浦田、阪野のあたりですね。

 そのうち、守護神の児玉、得点源の阪野と瀬沼、20歳ながら7割以上の稼働を果たした茂木ら4名が今オフごっそりと揃って山形へ移籍しました。

 最終節、サポーターらと涙の別れをした木山監督。。新天地では血も涙もない選手強奪をやってのけるという…(補強には監督の意向があるでしょうが、獲得交渉の実働は山形の強化部か)

 

 一方、受け入れた側の山形も以下のような選手放出をしてまして。。 

 

f:id:knovocelic:20170302111817p:plain

 【図2】2016シーズン モンテディオ山形 選手稼働率(出場時間)と年齢の分布 

 

 私の知っている選手がけっこう抜けてしまった。。

 見方は愛媛のものと同じです。

 山形の場合、最年長の守護神山岸が38歳。主軸として稼働した外国籍選手のディエゴ、アルセウも30代。DFリーダーだった渡辺広大も30歳。切り札的起用が多かったものの存在感は余りある大黒が36歳と、年齢構成が高めで稼働との散布図で見るとやや年功序列的な印象。

 外国籍選手を一掃。最終ラインも渡辺、元ジェフの田代がOUT。攻撃的選手でも川西、林がそれぞれ退団していまして、ちょっとしたレボリューション状態

 昨季稼働した選手で京都との開幕戦にスタメン出場したのは、青字の鈴木と瀬川の2名のみ

 愛媛組以外の新加入選手含めての今季モンテディオ山形について、昨季の稼働ベースでみると下記のような構成となります。

 

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  【図3】2016シーズン モンテディオ山形 現所属選手 昨季の稼働率と年齢の分布

 

 数値は昨季までのもので、オレンジ色の新加入選手については前所属のものを反映。

 それで今季モンテディオ山形の構成をプロットすると上記のような構成になります。

 選手名に下線があるのが、前節開幕戦のスターティングイレブン

 4日のフクアリでの第2節でもほぼ同様のメンバーでくると予想されます。

 

 イチから山形を作り変える!という木山さんとクラブとの意気込みがムンムンする陣容なわけです(レボリューry)。

 システムは、京都戦に倣っておそらくは3バックの3-4-3。

 GKは前愛媛の児玉。前線にも瀬沼&阪野の前愛媛コンビが組むことと予想されます。そこにヴェルディから移籍した南秀仁がアクセントを加えるかたち。

 中盤は前清水の本田拓也と前北九州の風間宏希が組むボランチ

 左右WBに山形既存選手の鈴木と瀬川を配置。

 最終ラインは、前京都の菅沼と浦和で出場機会を失っていた加賀がストッパー。リベロには若い茂木が入りそうです。

  山田拓巳やベテランの石川、松岡ら元から山形にいる選手は軒並みベンチスタートになりそうですが、選手層は間違いなく昨季を上回っていると言えそうです。

 

 DAZNで京都戦を確認したところでは、注目の守備は5バックで横幅を埋めてその前にシャドーも引ききって5-4-1ないし、5-3-2でセットする守り方。局面で最終ラインにプレスに行くこともありましたが、基本的にはリトリートの守備がベースかと。

 

 対する千葉はハイプレスとハイラインによる前から陣形を圧縮しての積極守備でしょう。3バック&WBの相手ということで、4バックのチームに対するマッチアップよりも、人に対して同数でかみ合う形になることから、球際での激しい攻防が予想されます。

 山形・木山さんの狙いは当然、千葉最終ライン背後の広大なスペースにはなるでしょうが、町田ゼルビアは10ものオフサイドに引っかかたように、単調に裏へ蹴り込んでもボールを千葉に渡してしまうだけになるでしょう。

 町田戦の後半、二列目からの飛び出しに手を焼いたように、駆け引きをする最前線と隙を突く二列目との連携で千葉の裏を攻略しにくると思われます。そのあたりの戦術も木山さんはきっちり仕込んでくるでしょう。

 また、燃費がよろしくない戦術を敷く千葉のガス欠を待って攻勢をかけてくることも考えられますし、そうなるとジェフとしたら前半から複数得点を狙って積極的に仕掛けたいところ。

 

 個人的キーマンは山形の左WB瀬川

 昨季は怪我の影響でほとんど出場機会が無かったそうですが、プレースキックや瀬沼の得点をアシストしたクロスなど、左足の精度は高そうです。

 ジェフ千葉側は、高橋壱晟と町田也真人のインサイドMFが攻防の鍵を握りそう。

 イッセーくんは2戦連続スタメンがあるかというところもそうですし、山形のダブルボランチとのマッチアップで優位となれるかが鍵。山形の本田&風間は正確なパスさばきで攻撃の起点にもなっているため、この二人に危険な形でボールを奪われないことと自由にボールを持たせないことを徹底したい。

 

 ジェフ千葉がつけ入る相手のウィークポイントとしては、山形はアウェイ連戦であること。

 3月になったとはいえ、山形はまだまだ雪深い時期。

 京都戦もキャンプ地の千葉県から直接移動したとありますし、少なからず影響はあるのではないか(開幕しているのに絶賛キャンプ中。しかし、チームは市原市にいるから移動による疲労度は低いか)。

 

 ジェフはアウェイ開幕とはいえ、同じ関東圏の町田でしたし移動等におけるコンディションのビハインドは皆無。消耗が大きいスタイル故、万全なコンディションで臨めるかは今後も重要なポイントになるでしょう。

 

 共に開幕戦をアウェイで勝っている両者。

 連勝スタートを飾れるか否か。

 そして、今季新たにチーム構築をし始めたチーム同士。

 近年ジェフ・キラーっぷりを見せている木山監督との邂逅。

 見どころ多いホーム開幕戦。フクアリでのエスナイデル体制初勝利を後押ししましょう。

 

 では、また!

 WIN BY ALL!!

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