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【ジェフ千葉】待っているのは最高のフクアリ劇場だ!!  ~フクダ電子アリーナとジェフ千葉 10年の歩み~

ジェフ千葉 ホーム開幕戦 劇的逆転勝利!!

  2016明治安田生命J2リーグ 第1節

ジェフユナイテッド市原・千葉 2 - 1 徳島ヴォルティス

 

誰がこのような結末を予想しえたでしょうか。

フクアリ劇場で幕を上げた2016シーズン。

1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム
敗色濃厚ながらも、「せめて何としても追いついてくれ!負けはイヤだ!!」と願ったのは私だけではなかったはず。この日はバクスタでホームゴール側での観戦でしたが、冷たい風が吹き付けて、凄く寒かったんです...
寒さに震えて、敗戦のホイッスルをサポーターの溜息とともに聞いて、うつむいて蘇我駅まで向かうなんて惨めすぎる!

ピッチの選手たちからも「負けられない!」という気持ちが伝わってきていたし、試合終了前に席を立つ人も、私が見た限りでは家族連れ一組だけ。そう、皆諦めていなかった。徳島の交代策も何ら効果を成さなかったのも幸いしたのか、ジェフは終盤にかけて怒涛の攻撃を仕掛けます。

AT2分経過しようかという頃、富澤との交代で入った山本真希がボックス右外から送ったクロスに吉田眞紀人が渾身のヘディングで合わせて同点。一気に沸点に達するフクアリ

その1分後、自陣スローインからピッチ中央でのトランジションの後、アランダがインターセプトしてハーフカウンターの形に。ボックス左外で井出がタメて、オーバーラップした阿部翔平が受けてすかさず左足クロス。ゴール前で吉田が競り、こぼれ球を二度山本が蹴りこみ、徳島DFに掻き出されるも船山が粘り、最後は途中出場の背番号10 長澤和輝が押し込んで逆転!そして直後にタイムアップ!!

いや~寒さも吹き飛ぶ興奮の嵐!響き渡る「WIN BY ALL!!」コールに揺れるスタジアム!!!

シーズン初戦からまさかのフクアリ劇場とは。。

何はともあれ、白星を収められて何よりです。

 

とまあ、この余韻もそこそこに次節6日はアウェイの岡山戦が待ってます。昨季はカンスタで負けている分、是非勝ち点3を持ち帰りたいですね!

 

今回はホーム・フクアリとジェフの関係を見てみようということで、昨季10月に10週年を迎えたジェフのホームスタジアム、フクダ電子アリーナ

シーズンでカウントすると、今季が次の10周年の初年度ということで、過去10シーズンのジェフ千葉の戦績、動員を可視化↓

 

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図1 シーズン毎ホームゲーム平均観客動員数とジェフ千葉のホームゲーム勝率

 

2010年シーズンからJ2生活なわけですが、やはりガクっと平均観客動員数は落ちてます。。やはりJ1に居ないと地元のお客さんは来てくれないのか…

また、首都圏クラブが軒並みJ1にいることでアウェイチームの動員が伸びないということもエクスキューズとしてはあることを述べておきます。

勝率もJ2初年度の江尻政権時は7割を超えていましたが、その後は6割を下回っている。この勝率の折れ線とホームゲームでの得失点を重ねたのが下記。

 

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図2 シーズン毎ホームゲーム ジェフ千葉得失点数・勝率推移

 

2010シーズンはJ2で最多得点&最少失点ながら昇格できなかった。記憶を辿ればアウェイでゲームを落とすことが多かったような。ホームで勝つことはもちろん、敵地でも手堅く勝ち点を持ち帰って積み上げなければJ1には上がれないことの示唆かと。

翻って昨季は14年と比較して得点も増えたが、失点も増えていて、勝率は5割以下に低下。これでは9位という成績も仕方なかったのかも。。

最後にシーズン毎のホームゲーム戦績の内訳推移を。

 

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図3 シーズン毎ジェフ千葉 ホームゲーム戦績

14年→15年で増えたのは引き分けのゲーム。これは前エントリでも指摘しました、リードを守れず、ビハインドから追いついてもひっくり返すまでの力が無かったから。

 

しかし、この開幕戦での逆転勝ちによって、既に昨季の記録に並んだわけです(昨季の逆転勝ちはホーム・岐阜戦1試合のみ)。「結果に一喜一憂しない」は主将の佐藤優の弁。ただ、昨季のデータ、記録と比較してみてひとつでも良い方に改善があるのなら、それは昨季以上の成績、ゆくゆくは昇格への一歩となるはず。

 

今季はあといくつフクアリ劇場を巻き起こせるか。

その数だけジェフの勝利があり、昇格への扉をこじ開ける一押しとなるはず。

その一押しをほんのわずかでも声援で支えるのが私達サポーターの役目です。

今季もできうる限り、「世界でいちばん好きな場所」フクダ電子アリーナに足を運ぼうとおもいます。

 

それでは、また。

 

WIN BY ALL!!

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